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CG制作

CGで時間を止める(タイムストレッチ)

実際の映像撮影で不可能なものの一つに、静止中のカメラワークがあります。
言葉だけ聞くとよくわからないかもしれませんね。
映画マトリックスの中で、主人公が弾丸を避ける際に、弾丸の動きが見える程の超スローの中をカメラが主人公を中心に位置を変えていくといった演出だったと記憶しています。この表現は、その後の映像表現に大きな影響を与えました。
このシーンを実際に撮影するのがとてつもなく困難である事は、映像に携わったことのない人でも容易に想像がつきます。

こんな「通常の撮影では困難」なシーンこそCGの出番です。事実、マトリクスでも実写とCGを合成したVFXが用いられました。
大雑把な手順としては、役者さんにスローっぽく演技をしてもらい、その映像を元にCGを作り、合成していくことになります。(もちろん、フルCGという方法もあるでしょう)

され、前置きが長くなりましたが、私達が使用しているCINEMA4Dでは、シミュレーションの時間を任意で早くしたり、遅くしたりが簡単にできます。その方法をご紹介します。

まず、シミュレーションの時間についてですが、C4D上ではダイナミクスという物理エンジンでシミュレーションが行われます。この物理エンジンに対して「時間」を設定していきます。
具体的には、下記がその値になります。
SC_20160516_16332400

プロジェクト情報(ショートカットキー CTRL+D) > ダイナミクス > 全般 > 時間スケール

デフォルトで、100%になっています。

数を小さくすれば、スローになり、逆に大きくすると早送り状態になります。
この値はアニメーション出来ますので、キーフレームを追加することで物理シミュレーションの途中で速度を変える事が出来ます。

実際に簡単なサンプルを作ってみます。
ブロックが落ちて崩れるというサンプルを作ってみました。
立方体をクローナーで複製しています。
SC_20160517_9342300
先ほどの時間スケールにキーフレームを追加して時間の速さを調整しています。
出力される映像は、こちらです。

実際のプロジェクトファイルもこちらに置いておきます。
timestl.zip(C4Dファイル)
何かの参考になれば幸いです。

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